東京都立水元公園は、東京東部、葛飾区に位置し、埼玉県に接して、都内唯一の水郷景観をもつ公園で、東に江戸川、西に大場川に接している低湿地帯です。東京都は昭和40年4月1日に東京都立水元公園として開園しました。


四季を通じて様々な表情をみせる東京都立水元公園は「東京の水郷」として多くの人々の憩う場所となっています。


公園の面積は約87.9ha(878,995.71㎡:平成21年6月1日現在)あり、その他に面積約25haの水元小合溜に沿って広大な緑が広がり多くの生き物が生息しています。また、釣仙郷とも呼ばれ多くの方々に親しまれています。

■財団法人東京都公園協会/防災公園


ほとんどの都立公園が防災公園の役割を持っていますが、この水元公園も平成15年に「東京都地域防災計画」の中で(大規模救出・救助活動拠点)の候補地として指定されました。


東京都立水元公園は東京都の公園ですが、平成21年4月からは財団法人東京都公園協会が管理(平成38年までの予定)しています。

詳しくは水元公園サービスセンター(TEL:03-3607-8321)へお問い合わせください

■ゾーニング/7本の川/水塚(みずか)


近年市民の方々のニーズも変化してき、ゾーニングを決めて利用されています。


東京都立水元公園のある葛飾区は大小7本の川に接しています。


標高は高い所で約四メートル、昔から水害の被害が多く水元地域の特色の「水塚(みずか)」があります。

■花菖蒲

水元公園は葛飾区堀切菖蒲園とともに花菖蒲が有名です。

昭和46年に葛飾区の木は「ヤナギ」、区の花は「ハナショウブ」となり、水元公園で大変多く見られます。

■中央入り口~水元大橋~水元小合溜


中央入り口から最初に目に入ってくるのは中央モニュメントで、階段を降りると左側に2009年11月に設置した石碑があり、目の前には公園協会の売店があり、その後ろに見えるのが広大な水元小合溜で葛飾区が管理しています。

公園内には場所によって東京都と葛飾区がそれぞれに管理しているところがあります。


売店の後ろあたり、小合溜を背にして水元大橋のたもとの広場に昭和58年に北村西望作の「乙女像」が設置されています。又、小合溜の水際には、昔の名残りの釣仙郷の立て札が立てられています。

■水元小合溜~花菖蒲田~三郷動線


中央モニュメントから右側、水元大橋を渡り、小合溜にそい、花菖蒲田を右に見ながら1キロメートルほど行くと、道を横切るように三郷公園に通じる道路、三郷動線が出来ていています。


途中の右側には展望台があり展望台の上からは水元小合溜からの水元公園がよく見られ、バードサンクチュアリにもなっています。

■水元公園水産試験場跡地


さらに進むと茶色の大きな平屋建ての建物が見えてきました。この建物が水産試験場跡地管理棟です。この辺一帯が水元公園水産試験場跡地です。

水産試験場水元本場として淡水温水魚(コイ・フナ等)の飼育研究をしていました。


管理棟の前には、久保田俶通作(くぼたよしみち)作成の「水の恵み」の像がありましたが、今は管理棟の裏の「ハス池」を望むように設置されています。


水産試験場跡地はただ今部分的に工事中で、全体的な開放は今しばらくかかりそうです。 水産試験場北側は、高度な環境学習が行える公園として制限開放されていて少しずつ生まれ変わっております。

■金魚展示場

水産試験場跡地の中には葛飾区が管理している金魚展示場があります。

■ゴンパチ池~18号池のオニバス~天王免


管理棟からさらに200メートルほど行くと、東京都の天然記念物の「18号池のオニバス」があり、近くにはゴンパチ池もあり、都内唯一の自生地である「アサザ」が咲いています。


オニバス池とごんぱち池の間に小高い丘のようになっているところに天王免があり、かつて須賀神社がありました。

■水元公園入口~涼亭~伝五郎の松~水元公園サービスセンター~水元公園青年の家跡地


では、戻って水元公園入口のモニュメントから左に行ってみましょう。

中央園路を50メートルほど行くと右側に閑静な建物が見えてきました。ここが水元公園唯一の食事が取れる場所涼亭です。メニューはお蕎麦やてんぷらなどがあります。


その手前、小合溜に面した所にある大きな赤松が「伝五郎の松」でしたが、松くい虫に侵され平成22年3月に切り倒しました。


涼亭の前を通り20メートルほどで左側、手入れの行き届いた黒松があり、その木々の梢の間から二階建ての建物が見え隠れしています。この二階建ての建物が水元公園全体を管理している場所、水元公園サービスセンターです。


水元公園サービスセンターの後ろに広い草地があります。そこが水元公園青年の家跡地です。

■ポプラ並木~メタセコイヤの森~中央広場


中央園路を右手に小合溜を見ながら木々の間を進むとポプラ並木が現れます。高さ20mほどに達する約200本、約1.2㎞の並木を形成しています。昭和48年からの園路の整備ごとに植栽したもので、水元公園の象徴としても親しまれています。


また、ポプラと並んで大きな木が植えられているのがユリノキです。

ポプラ並木を過ぎ、右側にメタセコイヤの森が見えてきました。


右側の道路を進んでいくと左側に大変広い草地が現れてきます。ここが中央広場です。

面積は約10ヘクタールほどあり、見上げると空の広がりを思いっきり感じて、東京都とは思えない感動があります。

■記念広場~バードサンクチュアリ


道路から右側を見ると記念広場があります。こちらもポプラ並木があり、手入れの行き届いた背の低いクロマツが見られます。


中央園路を進むと、遠くから多くの鳥の声が聞こえてきました。少し右の道を選んですすんでみましょう。都立公園とは思えない沢山の種類の木々が自然の状態で生育しています。奥に進んでいくと、バードサンクチュアリが見えてきました。バードサンクチュアリは3か所あり、四季を通じて色々な鳥が観察できます。

■水生植物園


さらに進むと、水生植物園が見えてきました。植物園には木道があり、中央を通り抜けられるようになっていて、真中あたりにあずま屋らしきものがあります。


そこを通り過ぎると大きな木が2本現れました。メタセコイヤやラクウショウによく似た木でポンドサイプレスです。

このあたりには気根があちらこちらにあるので足元に気を付けてください。

■元グリーンプラザ(元緑の相談所)~天王神社


小さな水路を超えて進むと左側に二階建ての建物が見えてきました。ここが(元グリーンプラザ(元緑の相談所)です。

今はボランティアの方々の手で管理されています。


元グリーンプラザの前のうっそうとした茂みは、天王神社があった所です。

■水元公園水質浄化センター(水元かわせみの里)~中土手~西出入り口


ここから中央園路に戻り左側に中央広場を見ながらさらに1キロメートルほど足を進めると左側にポプラ並木、右側に小合溜が見えてきます。


そして前方に橋、その奥に茶色の建物が見えてきました。この茶色の建物が水元公園水質浄化センター(水元かわせみの里)でその中に「水辺のふれあいルーム」があります。


水元かわせみの里を左手に見ながら橋を渡り、右側に少し茂った木々が密集した所があります。ここが小合溜と大場川の境の中土手となっています。今人は通ることが出来ない状況となっています。


中央園路を進むとさらに橋があり左下をのぞくと、時間によってですが滝が見られます。5月の子どもの日前後になりますと滝から大量の水が流されタイミングがよければコイの滝登りを見る事が出来ます。


少し進むと水元公園の西の出入り口になります。

■西出入り口~閘門橋~自由広場


出入口の左側(かわせみの里裏)にあった釣り堀が、平成22年には水元公園の一部としてリニューアルオープンされ、また少し水元公園が広くなりました。


出口を出てすぐに右に100mほど進むとレンガ造りの橋があります。この橋が「閘門橋」という橋です。橋を越えて少し進むと信号があり、信号より向こう側が埼玉県となります。


では、バックして公園に戻ります。水元かわせみの里を右に見ながら、ポプラ並木を過ぎ右の道を選びます。右側はスダジイの林となっていて、さらにその奥には自由広場があり、そこには大きな地下貯水タンクがあります。

■中央広場~せせらぎ広場~バーべキュー広場~ドッグラン~冒険広場


スダジイの林を進むと、左側に中央広場が見えてきます。広場の手前にはせせらぎ広場があり、夏には子どもたちの声でにぎわっています。


右側にはバーべキュー広場があります。※申し込みは水元公園サービスセンターまで。


バーベキュー広場の隣には「ドッグラン」があり、大小多くの犬が遊んでいます。


ドッグランと桜土手の間には子どもたちに大人気の冒険広場があり、多くの子どもたちでにぎわって言います。

■駐車場

さらに進むと大きな駐車場が見えてきます。こちらの駐車場は有料で1213台駐車可能です。


駐車場に植えられているモミジバフウの紅葉は一見の価値がありますので、秋になったらぜひ紅葉見学にお待ちしております。


そしてここが災害時にはヘリポートとなり、手前のトイレの横のマンホールが並んでいるのが防災トイレです。公園内にはここを含めて何箇所かあります。

■水元さくら堤~東側入口側~北向き子育て地蔵


では、ここからは水元公園と接している、水元さくら堤(桜土手)を歩いてみましょう。

水元さくら堤(桜土手)は葛飾区が管理していて、長さは5,3㎞ほど、桜の数は約780本植えられています。


最初に東側入口側(ごんぱち池側)から入りましょう。

この道路は一方通行で名前を水元さくら堤(桜土手)と言います。


500メートルほど曲がりくねった道路を進むと、右側に水産試験場跡地が見えてきました。こちらにも駐車場があり、22台収容(ほかに臨時スペースがあります)出来ます。


駐車場より300mほど進むと桜土手の歩道わきに小さな祠が見えてきました。祠の中にはかわいいお地蔵さまが立っています。このお地蔵さまの名前は「北向き子育て地蔵」と言います。

■松浦の鐘~花菖蒲田~香取神社~水元さくら大滝


少し進むと右側に大きな釣鐘が見えてきました。松浦の鐘です。

ここからさらに曲がりくねった道を進むと右下側に花菖蒲田があり、左側少し奥には大岡越前で有名な「縛られ地蔵」があります。


さらに進むと左下に下小合香取神社があり、こちらは茅の輪くぐりで有名です。

香取神社の裏に水元小合溜内溜が広がっています。昭和58年、水元さくら大滝が竣工されました。

■内溜~水元公園入口


内溜は釣り堀となっていて多くの太公望が毎日釣り糸を垂らしています。釣りが終わった後に餌が余ったら「エサリサイクルボックス」が設置されていますので池の中などに捨てないでこのボックスの中に入れて下さい。


桜土手はここまでが一方通行となっていて、ここから先は相互通行できます。この右側が水元公園入口となっています。

■小合不動石灯籠~フジバカマ自生地~日枝神社


さらに進むと右側に水元公園サービスセンターが見えてきました。左側に少し降りると小合不動石灯籠があり、桜土手にはそのことを刻んだ石碑が建てられています。


500メートルほど進み右手に駐車場がある付近にフジバカマの自然群生地があります。また、フジバカマの自生地の前の桜土手の下にある神社が日枝神社(元の山王神社)です。

■東水元熊野神社~修景池


さらに100mほど進むと左側に東水元熊野神社のタブノキの大木が見えてきました。


水元さくら堤(桜土手)はどんどん続き水元かわせみの里の手前200mほど右下に小さな池が目に入ります。

そこは昭和60年度に出来ました、修景池を兼ねた人工的な池ですが、春にはオタマジャクシが多く生まれているのが見られます。

■東水元入口・不動池方面/園内の看板

さらに進み水元の交番がある所まで桜土手は続いています。

都立公園としては2番目に大きな公園で特長としては水辺に沿って細長い公園で、生物が多く観察できます。


また、平成22年6月には東水元入口・不動池方面がオープンされる予定となっていますので、都立水元公園はより広くなりつつあります。


公園内には分かりやすく自然に配慮した多くの看板があります。